専門的な用語たち その1

通信方式の標準化
電気通信は、本質的に、相手と接続できて初めて意味を持つものであるため、他の単体の製品と比べ、標準化の果たす役割が格段に大きく、しかも、標準化に当たっては、利用者全体の利益を確保する観点から、公的な役割が非常に重要となる分野です。

通信方式の標準化は、通信を成立させるために必要な手順(通信プロトコル)等を定めるものであり、ネットワーク相互間、ネットワークと端末機器・システム問、あるいは端末機器・システム相互間の相互通信性を確保する上で必要不可欠なものです。

電気通信の高度化およびこれをとりまく社会環境の変化に伴い、通信方式の標準化をめぐって、次のような情勢の変化があります。

イッポリトフ=イワーノフ 組曲《コーカサスの風景》作品一〇 2

第一曲〈峠で〉は、コーカサス地方の景勝地ダリ峡谷を描いたもので、テレク河の清流の音、駅馬車の警笛など、大らかに書かれている。第二曲〈村で〉は、じつに美しい旋律で、暮れゆくコーカサス地方の寒村を思わせる。

第三曲〈回教寺院で〉は、たそがれゆく農村の風景を描いたもので、平和で静かな農村を感じさせる。

第四曲〈酋長の行列〉は、〈村で〉とともに単独でもしばしば演奏される曲だが、祭りの日の美しく着飾った酋長の行列を、異国情緒豊かに華やかに描き出した名旋律である。

イッポリトフ=イワーノフ 組曲《コーカサスの風景》作品一〇

イッポリトフ=イワーノフは、19世紀後半から20世紀前半にかけて活躍したロシアの作曲家である。

彼は、ほかのロシアの音楽家にくらべると活動の仕方が渋く、作品も少ないが、それは、彼が作曲家としてよりも、むしろ教育者としての責任が大きかったからだと思う。

そのイワーノフは、1935年の1月28日、モスクワで76歳で亡くなっている。

彼の代表作、組曲《コーカサスの風景》は、イワーノフがコーカサス地方のチフリス音楽院(現トビリシ音楽院)の校長を務めていたころのもので、この曲は、四つの部分からできており、美しいコーカサス地方の風物を、音楽で描き出している。

モーツァルト 交響曲第四一番ハ長調K五五一《ジュピター》 2

「ジュピター」この名称は、もちろん、モーツァルト自信がつけたものではなく、べートーヴェンの《月光》や《運命》などと同じく後世の人がつけたものだが、この曲の特徴をずばりと言い当てた、じつにうまい名称といえる。

また、この曲は、終楽章がフーガで終わっているため、「終曲にフーガを持つハ長調の交響曲」ともいわれている。

豪快な第一楽章も印象的だが、なんといっても感銘深いのは、第四楽章の最後の見事な対位法的な展開と、圧倒的な盛り上がりで、まさに息をのむほどのすばらしさである。

モーツァルト 交響曲第四一番ハ長調K五五一《ジュピター》

大天才モーツァルトは、1756年の1月27日、ザルツブルクに生まれている。

この「交響曲第四一番《ジュピター》」は、彼の"三大交響曲”の最後を飾った大傑作であり、モーツァルトの全交響曲のうちでも最も雄大かつ華麗な作品で明日のパンにも事欠くような、あのどん底の生活のなかから生み出されたものだとは、とうてい信じられないほど絢燗豪華に書かれている。

ところでこの曲の呼び名となっている「ジュピター」というのは、ローマ神話に登場する最高至上の神で、ちょうど、ギリシャ神話に出てくるゼウスにあたる神だ。

R.シュトラウス オペラ《ばらの騎士》作品五九 2

このオペラの題名になっている「ばらの騎士」というのは、婚約のしるしとして、銀製のばらの造花を、花嫁になる女性に届ける使者のことである。

物語は、田舎貴族オックス男爵の婚約者ゾフィーのもとに、ばらの騎士となったオクタヴィアンが、銀のばらを届けに行くが、彼はそのゾフィーと恋におち、結ばれるといったものである。

全体に官能的な、豪華絢燗とした舞台で、当時のウィーンの上流社会の生活を彷彿とさせる、贅沢きわまりのない作品となっている。

また、このオペラの第二幕の最後に演奏される、ウィーン情緒豊かなワルツは、優美で魅惑的な曲である。

R.シュトラウス オペラ《ばらの騎士》作品五九

リヒャルト・シュトラウスは、全部で15曲のオペラを作曲しているが、とくに有名なのは、1910年(46歳)に書かれ、1911年の1月26日、ドレスデンの宮廷劇場で初演された《ばらの騎士》である。

このオペラは、それまでの《サロメ》や《エレクトラ》のような悲劇ではなく、十八世紀の中ごろ、マリア・テレジア女帝時代の、ウィーンの上流社会の華やかな生活を描いた喜劇で、陽気でわかりやすいため、多くの人びとに愛されている。

ばらの騎士よりリボンの騎士の方が馴染みがある。

ローサス ワルツ《波濤をこえて》 2

彼の名を不朽のものとした曲が、この《波濤をこえて》で、ローサスが亡くなる3年前の1891年、23歳のときに作曲されたものである。

曲は、序奏と終結部とのあいだに、いくつかのワルツがはさまるといった形でできているが、大きな船が紺碧の海を白波をたてながらゆっくりと進んでいく感じを、じつに見事に描き出している。

ゆったりとした流れるようなメロディ、ワルツのリズムに思わず身体がのってしまう。

ところで、ワルツには、観賞用のものと、実用のものとの二とおりあるが、この《波濤をこえて》は、観賞用にも実用にも適した曲となっている。

昔繋がりで昔の曲・・・ローサス ワルツ《波濤をこえて》

作曲者のフベンティーノ・ローサスは、メキシコのヴァイオリニスト兼作曲家で、彼の家族はすべて音楽家だったせいか、彼はごく自然に、幼いときからヴァイオリンを習い、幼少から音楽の天分を発揮する。

彼は、家族の者たちで編成した四重奏団に加わってメキシコ各地を楽旅し、その後、教会のオーケストラや、スペインの伝統的なオペラ、サルスエラの一座に加わってヴァイオリンを弾いていたが、1894年に、わずか26歳という若さで世を去った。

そのローサスは、1868年の1月25日、サンタ・クルスで生まれている。

sweet 2010年2月号

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