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2010年06月 アーカイブ

モーツァルト 交響曲第四一番ハ長調K五五一《ジュピター》 2

「ジュピター」この名称は、もちろん、モーツァルト自信がつけたものではなく、べートーヴェンの《月光》や《運命》などと同じく後世の人がつけたものだが、この曲の特徴をずばりと言い当てた、じつにうまい名称といえる。

また、この曲は、終楽章がフーガで終わっているため、「終曲にフーガを持つハ長調の交響曲」ともいわれている。

豪快な第一楽章も印象的だが、なんといっても感銘深いのは、第四楽章の最後の見事な対位法的な展開と、圧倒的な盛り上がりで、まさに息をのむほどのすばらしさである。

イッポリトフ=イワーノフ 組曲《コーカサスの風景》作品一〇

イッポリトフ=イワーノフは、19世紀後半から20世紀前半にかけて活躍したロシアの作曲家である。

彼は、ほかのロシアの音楽家にくらべると活動の仕方が渋く、作品も少ないが、それは、彼が作曲家としてよりも、むしろ教育者としての責任が大きかったからだと思う。

そのイワーノフは、1935年の1月28日、モスクワで76歳で亡くなっている。

彼の代表作、組曲《コーカサスの風景》は、イワーノフがコーカサス地方のチフリス音楽院(現トビリシ音楽院)の校長を務めていたころのもので、この曲は、四つの部分からできており、美しいコーカサス地方の風物を、音楽で描き出している。

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